新人アルバイト強制SM調教日記【序章】運命の分かれ道

「はぁ……今月も仕送りなしかぁ……」

女の子らしく装飾された可愛らしい部屋のベッドの上。満里奈はお気に入りのクッションを抱き締めたまま、深いため息をついた。やわらかいビーズ入りのクッションに顔を埋めると、なんだか泣きそうになってくる。

念願の1人暮らしを始めてからわずか半年。満里奈は早くも経済的なピンチに陥っていた。実家が経営している小さな会社が経営難で、仕送りをストップされてしまったのだ。

3ヶ月前、申し訳なさそうに電話をしてきた母親の声は疲れ切っていて、「バイトもするし貯金もあるから大丈夫だよ」とついつい言ってしまったのだが、都内で一人暮らしをする女子大生としては、仕送りをストップされるのはやはり辛い。

1万円でも2万円でもいいから、援助して欲しい……というのが本音だ。けれど、実家の両親に負担をかけたくないという気持ちもある。

これまで裕福な家庭で何不自由なく育ってきた満里奈は、こうした金銭的な問題に直面するのは初めてだった。そのため、「仕送りができない」と言われてからもいまひとつ危機感が湧かず、それまでとなんら変わりない生活を送っていた。講義のあとには女友達とカフェでダラダラと喋り、ときどきは先輩や男の子たちもいる飲み会に参加する。彼氏はいないけれど、いいなと思う男の子は何人かいた。

しかしそんな生活を送っていればお金がなくなるのはあっという間で、減り続ける一方の預金通帳をみてようやく「これはマズイ」と焦り出したのだ。

「なんか、良いバイト探さなきゃなぁ……」

そういいつつスマホを操作するも、なかなか条件の合うものは見つからない。

学生なのだから当然試験もあるし、できれば多少は友達との時間も欲しい。恋だってしたい。でも、かといってあまりシフトに入れないのも困る。ガッツリ稼げて、尚且つ時間の融通が効く……そんな都合のいいバイトが果たして見つかるのだろうかと、半ば諦め半分で画面をスクロールしていく。

「こうなったら、キャバクラやクラブで働くしかないのかな……」

容姿は、そこそこ良い方だと思う。街でナンパされることもあるし、異性からの告白を受けたことも何度かある。だからこそ選り好みしてしまってこれまで彼氏ができずにいたのだが……。

実は、満里奈は男性経験がほとんどなかった。セックスの経験はもちろんゼロ。手をつないだこともないし、2人きりで男性と過ごしたこともほとんどない。そのことが、キャバクラやクラブで働くことをためらわせていたのだ。

「未経験OKって言っても、男の人なんて話すだけで緊張しちゃうし……」

誰に聞かせるでもなくそうつぶやいていると、ふとある一文が目に止まった。

『今だけ限定!あなたのわがままを叶える特別な仕事』

それは別サイトへ飛ぶリンクのようだったが、なんとなく気になってクリックしてみた。対して期待などしていなかったのだが、満里奈の目に『女性限定高時給!週1からOK!』『基本から丁寧に教えます』などの文字が飛び込んでくる。

不安がないわけではない。でも、自分でなんとかしなくてはいけない。もしやってみて合わなければ辞めれば良いだけの話だ。とにかく今は、働き出さなくては……。

そして、数ある広告の中から特に興味を引かれたものは3つ。満里奈は、その中から1つを選び、勇気を出して担当者に連絡をしてみることにした……

⑴ 時給900円のお洒落なカフェでのバイト
⑵ 時給3,500円の繁華街にあるバーでのバイト
⑶ 一晩で50万円もらえる謎に包まれたバイト