高宮は商品棚に手を伸ばすと、あるものを手に取った。ピンク色の、グロテスクな物体……それはバイブだった。
満里奈にわざと見せつけるようにしながら、そのパッケージを開封して行く。男性機を模したそのバイブの根元には、いくつかのスイッチがついている。
「見た感じ、処女ぽいけど……まぁ、これだけ淫乱なら、入るだろ」
そういいながら、高宮は満里奈の股間に食い込んだ縄をずらす。
「あーあ、こんなに濡らして、物欲しそうにしちゃって」
そう言いながら、バイブに愛液をこすりつけてゆく。その冷たい感触に、満里奈は身震いした。しかし、もはや逃げ出すことは不可能に近い。
そんな満里奈の考えを知ってか知らずか、高宮が「逃げようとしても無駄だよ」と言った。
高柳は、バイブの先端部分の棘のような突起で、満里奈のクリトリスをこする。
「ん……っ!」
満里奈は初めての感覚に背中をのけぞられて喘いだ。そして、割れ目にあてがわれたバイブに、力がこめられる。
「ん……っ!んん!」
「初めてがバイブだなんて、淫乱なM奴隷にはピッタリだね」
そういうと、高宮は一気にバイブを押し込んだ。
「んんーーーーーー!!!!!」
体をまっぷたつに引き裂かれるかのような激痛が走り、満里奈は体をのけぞらせた。
足が震え、力が入らずしゃがみ込んでしまいそうになるが、首輪につながれた鎖がそれを許してくれない。高宮はゆっくりと、数回バイブを出しれする。満里奈の秘部から、鮮血が流れ落ちた。
高柳はその鮮血を満足げに見つめると、バイブをグッと奥に押し込む。そして、それをしっかりと固定するように、上から再び縄をかける。
「似合ってるよ、満里奈ちゃん」
高宮はそういうと、満里奈の股間に手を伸ばし、バイブのスイッチをいれた。
「んん!!!!!!」
膣内でうごめきだしたバイブに、満里奈は悶絶する。高柳が選んだのは、Gスポットを集中的に責め上げる、特殊なバイブだった。
それにくわえクリトリスに触れている部分が激しく振動もしているので、満里奈は不本意ながら快感を感じてしまっていた。
するとその時、店の奥から一人の男が姿を現した。
「まったく、派手にやってんな」
そういいながら現れたのは、髪をピンク色に染めた男だ。高宮は「よぉ」と男に親しげに挨拶すると、満里奈を紹介する。
「うちの新入り。研修中だから、ちょっとしばらくこのままにしておいてくれる?店が終わるころに引き取りにくるから……もし店の客で興味もったのがいたら、好きに貸し出していいから。もちろん、バイブは抜いちゃダメだけどね」
高宮はそういうと、店を出て行ってしまった。
「んんっ!!!んーーーーっ!!!」
満里奈はこのまま放置されるという恐怖に、声にならない悲鳴をあげる。
取り残された満里奈を見て、ピンク色の髪の男は、言った。
「店が終わるころって……あと6時間もあるじゃねえかよ……」
男はあきれたようにつぶやくと、満里奈を置いて店の奥へ行ってしまった。
これが、満里奈の調教生活の始まりだった。